薬狩り 冬の宴
2017年12月2-3日
早稲田大学 医学を基礎とするまちづくり研究所と奈良県立医科大学は「薬狩りモニターツアー−冬の宴−」に参加しました。
このツアーは両大学および日本観光振興協会の共同研究課題:『薬用作物の産地形成と園芸療法を通した医学的エビデンスにもとづく「農村医療観光」の開発による6次産業の創出に関する研究』(農林水産政策科学研究委託事業)の一環としての取り組みです。
「薬狩り」とは、薬として利用可能な植物を採集することで、「薬狩り」を通して自然環境と健康との深い関わりを体感する事をコンセプトとしているそうです。
夏は高取町でしたが、今回は、推古天皇が初めて薬狩りをしたと伝えられている宇陀市で薬草を通して、「人も元気に、村も元気に」に寄与する「農村医療観光」について考える旅でもあります。
集合場所の近鉄・榛原駅からバスでヒルトコカフェへ向かいます。
少しヒンヤリしますが、すばらしい秋晴れです。
夏のツアーでご一緒した方々やお知り合いの方も参加されていて、
最初からとてもリラックスした雰囲気で
バスの中から楽しい時間が始まりました。
薬草ランチ
ヒルトコカフェは、宇陀で人気
以前に訪れたときには、予約でいっぱいだったため
入れなかったという悲しい思い出があります。
今回、ここで薬草ランチをいただけるということで、とても楽しみです。
薬草三昧のツアー
今回も薬草を存分に楽しめる企画が満載!楽しみです。
大和当帰の根っこ堀り
当帰は漢方の生薬のひとつ。お薬には根っこが使われます。
前回の高取町では、2012年から葉と茎の部分が食用に使用できるようになったこともあり、
葉の収穫をしましたが、
今回は、薬となる根っこを掘り出す作業をお手伝いしました。
大和当帰の栽培をされている山口農園の畑にお邪魔して、
根の堀上作業について教わりました。
大切な根っこを傷つけないように、ひとつひとつ丁寧に作業していきます。
掘り起こして乾燥し、湯もみをして成型して…
薬として出荷するまでには、大変な手間がかかります。
成分だけではなく、見た目で値段が決まるそうなので、美しく仕上げてあげたいものです。
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