スキンケア素材を探す旅-高知Vol.4-

高知のおいしいもの

高知市内に戻るとさすがに都市の香りがします。

町は一週間後のよさこい祭りの準備が整いはじめ、

賑やかな雰囲気に包まれています。

 

今夜は安芸市と四万十町から

高知のおいしいものを扱う女性起業家との会食

 

とても楽しみです。

 

高知の女性は大らかで優しくて強い!

前向きなところが大好きです。

 

高知のおいしいものは数多ありますが、

そのおいしさ、楽しみ方をもっと知ってもらいたいという気持ちがひしひしと伝わってきます。

 

話しはつきませんが、しっかりとお料理も味わいましたよ。

鰹はもちろん金目鯛の炊き込みご飯が絶品で忘れられません。

 

馬路村へ

高知での最終日

台風がかなり接近していて

風は強く、波は怖いくらいの高波です。

 

少し曇り気味ですが、雨はまだ大丈夫なようです。

 

今回の高知訪問の目的のひとつ

スキンケア素材としての柚子を探る日がやってきました。

 

柚子は海外でも人気上昇中の素材ですが、

日本人は生活の中に普通にあるものなので、

その価値が見えていないのかもしれません。

 

食品として、化粧品の素材として

こんなに優秀な素材はなかなかないのですよ!

人口千人にも満たない馬路村は

柚子の六次産業化で大きく成功しているちいさな村

 

日本の美しい村にも選ばれていて、

柚子の村らしい

可愛らしい雰囲気です。

 

ジュースや食品の工場も事務所も化粧品の工場も

馬路村のパッケージがそのまま現実になったような

統一感があってすばらしいのです。

 

村をあげて

ひとつの産物を育て、製品化して

販売するというスタイルがステキです。

 

シンプルでわかりやすいのもいい感じです。

柚子の村と言えば、馬路村ですもんね。

8月の初旬で写真のような大きさに育っています。

 

9月の初めには出荷され

私たちは柚子胡椒をつくる予定です。

 

一度手作りの柚子胡椒に出会ってしまうと

市販のものでは

物足りなく感じるのは

うれしくもありますが、

柚子胡椒をつくるためには

大変な手間と時間がかかるので

ひとりでは作業をしないで、何人かが集まって

ワイワイしながら作ることにしています。

 

だけど、青唐辛子と青柚子の出荷が待ち遠しいのです。

土佐の日本酒

高知といえば、日本酒もおいしいのです。

馬路村から安芸市にもどる途中の酒蔵に立ち寄ることができました。

 

築200年以上の歴史をもつ独特の佇まいをみせる酒蔵

もっと奥を覗いてみたかったのですが、

時間がなくなってきました。

お土産のお酒は買えたので、続きは次回のお楽しみにしておきます。

日本酒も日本を代表する美容素材ですよね。

海外でも日本酒の人気はすごくて、いろいろな楽しみ方をされているのが

SNSなどで目につくようになりました。

 

日本の産物がこれからの世界のグリーンスキンケアにどんな風に関わっていくのか

まだまだ模索中ですが、

今回の高知の旅では、

その糸口が見えてきたようで

とても意義のあるものになりました。

 

この魅力的な土地は

日本人だけじゃなく、世界の人たちからも価値があるものだと認めてもらえるはず。

 

これを多くの人に伝えるためにも

日本のエシカルな農業が存続するためにも

何ができるかをしっかり考えてみようと思います。

 

ギリギリ間に合い予定のバスに飛び乗って

あっけなく帰路につきました。

 

きっと、そんなに遠くない将来に

また訪れることになると思うので

そんなに悲しいとは思わなかったのでした。