柚子胡椒まつり!

手作り体験!柚子胡椒まつり

青柚子の季節です!

 

エディブルスキンケアも参加する企画集団フラットまつり

初めてのイベント

「手作り体験!柚子胡椒まつり」を開催しました。

 

今回は、無農薬、自然栽培、実生(種から育てた木)の青柚子と青唐辛子をユズの本場、高知県から農家さんからお取り寄せして、

柚子胡椒の手作り体験を楽しもうという企画です。

 

柚子胡椒は、これからの鍋の季節に大活躍の調味料ですが、

青柚子と青唐辛子でできているということは

案外知られていないようです。

柚子胡椒の材料

ユズといえば、ほとんどが黄色い皮の独特の香りを持つ柑橘を思い出すのではないですか?

青柚子は熟して黄色くなる前の未熟な青い皮の状態のユズのことです。

 

そして、柚子胡椒のもうひとつの主役は、青唐辛子。

八百屋さんの店先で、生の唐辛子が売られているのを見た記憶がなく、

青唐辛子が9月には青いけれど、徐々に赤く色づいていくということも知りませんでした。

 

このフレッシュの青唐辛子に出会って、辛さの中にうまみがあるということを知ったのは、

とても大きな発見でした。

辛い味は、さほど得意ではないのですが、

この唐辛子を食べると、その爽やかな香りと奥深い味わいを感じることができます。

 

もうひとつ欠かせない重要な材料は、塩。

今回は、赤穂を訪ねたときに買った粗塩を使ってみました。

 

最後に、青柚子の果汁。

好みも固さに調整するために、お好みで加えます。

最後にこの果汁を加えると味が、急に変わるのもこの体験のお楽しみのひとつ。

 

基本の柚子胡椒の材料は、たったこれだけ。

とてもシンプルです。

シンプルだから、素材の質が問われるのかもしれませんね。

青唐辛子の処理

まずは、青唐辛子をペースト状にします。

 

これは、とても危険度の高い作業なので、気合を入れていきましょう。

 

髪を縛ったり、三角巾で覆います。

エプロンをつけて

手にはポリエチレンの手袋を装着、

肌の弱い方、敏感肌の方は、重ねてつけるのがいいでしょう。

一枚だと手が赤くなったり、痛くなったりすることがあります。

そして、目にはゴーグルまたは眼鏡を!

唐辛子を触った手で、目をこすってしまうと

大変なことになってしまいます。

そして、マスクも忘れずに。

 

万が一、目に刺激を感じたら、水ではなく、オリーブ油でその部分をおさえると

緩和されるということを聞いたことがあります。

水で洗い流すより効果があるそうです。

 

ヘタを取って、縦長に切り、種を取り出します。

 

包丁を入れるだけで、フレッシュな香りが漂って

いい気分になりますが、

しばらくすると、徐々に刺激が増大することを感じます。

 

「来たな!」という感じ。

 

2-3本ならいいのですが、数をこなすうちに

ちょっとツラくなってきます。

 

頑張って最後まで種を取ったら、粗く刻んでフードプロセッサーに投入、

更に細かく刻んでいきます。

 

途中で何度か蓋をあけて、中身を撹拌するのですが、

ここがもっとも危険‼

蓋を開けた瞬間、強烈な刺激で咳込んでしまうほどです。

 

この作業が終わると、少しホッとした気持ちになります。

青柚子をすろおろす

唐辛子の処理が終わって、ホッと一息ついたところですが、

すぐに次のけっこう大変な作業が待っています。

 

青柚子の皮をすりおろします。

 

皮をむいて、みじん切りにしてもいいようですが、

すりおろしの方が香りが立つようです。

 

表面の青い部分のみをすりおろしていきます。

白い部分は苦味があるので、青い部分のみ。

 

青い部分はとても薄いのですが、

この作業をはじめると、

柚子胡椒なんてつくるんじゃなかった、と後悔の念が沸き上がってくることもあるでしょう。

 

やってみると、意外に力仕事なんだということに気づきます。

くじけそうになりますが、ここが頑張りどころです。

 

削りはじめると、青柚子特有の爽やかな香りが漂うので、

すぐに心が折れることはありませんが、

1個削り終える頃には疲れてきます。

青柚子と青唐辛子をする

やっとの思いで、青柚子をおろし終えたら、

最初にペースト状にした青唐辛子とあわせて、

すり鉢でさらになめらかなペースト状にします。

 

少しずつ丁寧に。

なかなか思う通りになめらかになってくれないので、

この作業もひたすら黙々とこなしていく感じになります。

 

柚子胡椒をはひとりでつくるこのは、とても大変なことなのだと痛感しはじめます。

好みで塩と柚子果汁を加える

お疲れさまでした。

 

あとは、好みの味付けで塩を加えて、固さの調整のための柚子果汁を加えます。

 

塩を入れると味がグッとしまって、調味料らしくなります。

そして、最後の柚子果汁を加えるとさらに味と香りが変化して

「つくって良かった!」と思います。

できあがり!

お疲れさまでした。

ツラい作業も多かったけれど、手作りの柚子胡椒のおいしさを思うと

体験する価値がおわかりいただけると思います。

 

数日間おくと、味がなじんでおいしくなるのですが、

参加者の中には、「おいしすぎて数日でなくなってしまいそう」という参加者も!

 

この季節だけの密かな楽しみ、おすそ分けできていたら嬉しいです。

 

思わぬ発見は、使う道具によって、出来上がりがずいぶん違ってくるということ。

道具選びの楽しみも一緒に味わうことができました。