スキンケア素材を探す旅-隠岐の島Vol.4-

隠岐の島の黒曜石

最終日は、島でとれる黒曜石の加工場を見学させていただきました。

黒曜石の原石はただの黒い石なんですが、

磨くとピカピカになって、とても美しいもの。

魔除けとしての意味があるとお聞きしました。

 

専用の器具を使って、いくつかの工程を経て磨き上げます。

 

黒曜石をつけた水は腐りにくくなるという効果があり、

スキンケア製品を作るためにその水を使っていると

随分前に聞いたことがあるので、

隠岐の島で黒曜石がとれると聞いて、興味津々だったのです。

 

石は不思議な力を持っているんですね。

黒曜石以外にも、石をコンセプトにしたスキンケアを最近よく目にします。

ビーチクリーニングで拾ったもの

隠岐の島で海岸を見ていると

美しいビーチもありますが、

ゴミが海岸を埋め尽くしているという光景を目にします。

 

道や田んぼや畑にはゴミひとつ落ちていない美しい島なので、

ビーチのゴミは海流にのって流れ着くのでしょうね。

 

30分程度でしたが、この漂着ゴミをひろう活動のお手伝いをしました。

主に拾うのは、自然に分解しないプラスティックのゴミ。

このプラスティックが分解するためには約1億年必要なのだそうです。

 

そして、プラスティックが発明されてからは、

プラスティックの地層が形成されているのだそうです。

 

海の生き物がプラスティックに絡まって動けなくなったり、

魚がエサと間違って飲み込んだりするというニュースをよく聞きますが、

いずれは人間の健康にも影響が及ぶと考えると

なんだか恐ろしくなりませんか?

ほんの30分で大きなゴミ袋がいっぱいになりました。

 

日本語、韓国語、中国語、英語…

様々な国の言語がプリントされたゴミをひろいながら、

プラスティックは便利なものだけど、使い方を考えるのは人間にしかできないことだよね、と考えていました。

隠岐の島の自然

隠岐の島は世界認定されたジオパーク(意味は大地の公園)。地球を学び、楽しむことができる場所です。

大地、動植物などの生態系、そして私たち人間のつながりを学び、考えることができる場所です。

 

その中でも、隠岐の島は、世界ジオパークに認定されているんです。

世界ジオパークとは、ユネスコの定める基準に基づいて認定された高品質のジオパーク。

 

手つかずの自然が残る大地とその歴史、豊かで特有の生態系、そして、人間が生活を営む中でつくりあげてきた文化が

相まって、とても貴重な場になってきたんです。

 

海岸の掃除をしているときにも、スベリヒユやアカザなどの薬草を発見して、

まだまだ見てないことがいっぱいあると感じたのです。

 

隠岐の島は、豊かな自然と人間の関わり方について考えることができるすごい場所、

次に訪れたときには、また違う発見がありそうで楽しみです。

 

隠岐の島の美と健康の秘密

隠岐の島についてからというもの、新鮮なサザエやウニやアワビや採れたての野菜たちを

たらふく食べて幸せな日々でした。

 

そして、この豊富な食材に加えて、人のやさしさと温かさが相乗効果となって、

現われているのだと感じます。

 

いつまでも、この美しい自然がつづきますように!

いつもそう祈っています。

 

お世話になった方々へ感謝しながら、帰りの飛行機は45分で伊丹空港に到着。

次回は、厳しい日本海も経験することができるかもしれません。