ゴールデンウイークが終わるのを待って
徳島県に出張しました。
以前から行きたかった佐那河内村
あたためていた”スキンケア素材を訪ねる旅”がはじまりました。
佐那河内村はジャパンブルーと呼ばれる藍染のブルーを染める染料の原料、
藍の日本での発祥の地です。
現在は、合成染料の普及で藍染めは影が薄くなってしまいました。
それでも、天然の何とも言えない色合いは
天然の藍にしか出せない色です。
藍の葉を発酵させてつくる”すくも”という染料をつくるためには
惜しみない手間暇と労力と技術が必要なため
その技術を引き継ぐ人が年々減っているそうです。
藍には、虫除け、蛇除けの作用があるため、
作業着を染めるために使用されてきたのです。
その他、スキンケア的にも冷え性、肌荒れ、汗疹にも効果があるそうですから
エディブルスキンケアにはピッタリな素材です。
藍は生薬としても活用されています。
解熱・解毒・消炎・殺菌・止血の作用があるとされます。
ただ、残念なことに食べ物としては、おいしいと言えるものではありません。
藍の文化を絶やさないために地元の女性たちが集まって
何やら楽しい計画が始まろうとしているようです。
今後の活動に期待しながら、エディブルスキンケアもその活動のお手伝いをさせていただきます。
藍染めの服を着ると何故かホッとしてしまうのは、私だけでしょうか?
藍だけではなく、草木で染めた衣料を身に着けると確実に肌に何らかの作用を感じます。
植物の力を肌から吸収するような…
着ることもスキンケアの一部だと思うから、
これからも藍が絶えることなく、願わくばもっと求めやすい価格になってもらうために
藍の素晴らしさを伝えていきたいと思うのです。
藍を発酵させて作った染料”すくも”
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